エリザベス女王杯について出走馬の考察
今年のエリザベス女王杯について
エリザベス女王杯は例年京都で行われますが2020,2021そして今年2022は阪神で行われます。なので過去10年の傾向を見ると京都開催の傾向が混ざってくるので注意が必要。
阪神2200の舞台設定
スタートして直線は約500m、そしてすぐ高低差約2mの急坂がある。その後は概ね平坦で3~4角にかけて下り坂になり、4角を超えると最後の直線は約350mと短く、ゴール直前に高低差約2mの急坂があるコース。
天気
現段階(木曜日)では当日朝から雨の予報が出てますので、当日雨想定で書きたいと思います
展開
現段階では枠順が発表されていませんが大雑把な予想をします。
恐らく逃げるのはローザノワールだと思われます。スタート後1角までの直線も長く他に逃げたい馬もいないでしょうから、最悪出遅れても押していけば逃げれると思います。そしてローザノワールが逃げればペースはスローになると思います。
スローで逃げる展開になるのである程度馬群も詰まるので外を回す馬たちはその分距離ロスが発生しそうです
したがってある程度内前目で進路が取りやすい馬か4角前から捲って前に着けて押し切れる馬(イメージとしては菊花賞のボルドグフーシュ)を狙いたいと思ってます。
ただし後方勢としては東京など直線の長いコースで上り33秒台の馬よりも中山などで捲って上り35秒台(大体)で好走してる馬を選びたいです。(長くいい脚が使えるタイプ)
後は当日の天気とトラックバイアス次第かなと思います。内が伸びるなら外が厳しくなりそうですし、内が悪く外伸びであれば捲ってくる馬が有利だと思います
出走馬考察
アカイイト:昨年の勝ち馬 昨年のエリザベス女王杯以来あまりいい所が無い。昨年の時計のかかる特殊な馬場に向いてた馬。今年は昨年と異なりそれなりに時計が出る馬場なので厳しいと思っていたが当日雨が降れば今年も出番があるかもしれない。ただし昨年と異なりペースは緩みそうなので後方10何番手では届かないと思う。
アンドヴァラナウト:キンカメ×ディープ。血統的にも戦績的にも時計がかかる馬場になると不利に見える。また2200という距離も長いのではないかと思う。予報に反して当日晴れで高速馬場なら考えたい。当日馬体減っててほしい
イズジョーノキセキ:エピファネイア×キンカメ。こちらも高速決着の方が得意そう。少なくとも重馬場がプラスではなさそう。ただし昨年の特殊馬場で5着と好走しているのである程度はこなしてくれそう。
ウインキートス:昨年は10着、明確な敗因は分からない。近2走は3着。前走はトラックバイアスに恵まれた部分もあるがそういう競馬が出来るのが強み。松岡騎手とも手が合うのだろう。前目に着けてレースするタイプ。スローになれば展開的にもチャンスはありそう。ゴールドシップ産駒だが時計のかかる馬場は苦手かもしれない。
ウインマイティー:2020年のエリ女14着。かつてはオークス3着の実力馬、最近復調してきた。2走前マーメードSでマリアエレーナに先着し勝利しているように阪神は得意そうだし、実力もある。前目か中団ぐらいで競馬をする馬。馬場が悪くなった時にどうか。
ウインマリリン:昨年16着、状態があまりよくなかったというコメントを残している。昨年とは違うローテーションで挑む。前目で競馬をする馬なので展開的にはチャンスありそう。2020年のエリ女4着なところを見ると舞台としては合っているように思う。あとは当日の馬場がどうか。良馬場の方があってそう。
クリノプレミアム:中山、福島と小回りの競馬場を得意としている。ある程度前目で競馬をする。外から他馬に被されるとやる気をなくすタイプらしいのでポジション取りが重要内枠に当たると厳しいと思う。オルフェ産駒なので時計がかかるのも大丈夫そう。距離も持っても不思議ではないが2000m以上の経験がないので距離の不安は残る。初コンビだしG1だと厳しい。馬体重が増えるようなら×
ジェラルディーナ:近3走はすべて馬券内。前走はトラックバイアスの有利な位置を取れたのも大きかった。モーリス×ディープなのである程度スピードが出る馬場が良さそう。気性の悪さもあるので当日重馬場になると買いにくい。
スタニングローズ:秋華賞馬。舞台は問題なし。展開も向きそう。中3週なので状態がどうか。そこだけ。
デアリングタクト:前走の負け方が流石に気になる。地力や宝塚3着を考えればここで好走しても不思議はない。重馬場にもある程度対応できるだろう。人気次第だが3連系なら入れておきたい。
テルツェット:時計のかかるマイルなら良さそう。2200の距離がどうか。
ナミュール:秋華賞2着。スタニングローズと同様過去中3週がどうか。阪神JFを中2週で出てるので恐らく問題はないか?地力は高いがまだ成長途中といった感じ。
ピンハイ:桜花賞、オークスとともに掲示板。小さい馬体だが勝負根性はある。人気次第だがいい勝負できるかもしれない。
ホウオウエミーズ:基本的には厳しい気がする。馬場が渋ればもしかしれば?
マジカルラグーン:時計のかかる馬場が歓迎な気がするが、陣営が高速馬場を期待してたのがどうなのか。阪神2200は外国馬も割と走ってるので買ってみたい気もする。人気次第
ライラック:クラシックではなかなか結果が出てない。後方からの競馬なので展開的には厳しい気がする。オルフェ産駒なので時計がかかるのは問題なさそう。
ルビーカサブランカ:時計がある程度かかるのは問題なさそう。近走の成績的にも終いはしっかり伸びている。前走のレース後コメントで距離は長い方がいいとのことなので距離延長はプラス。展開的にも競馬場的にも後方からだと厳しそうだが、3,4角から捲っていけばもしかすれば? 人気次第ではあるがなんとなく抑えてみたい。
ローザノワール:おそらく逃げるだろう。人気はしないだろうし、距離の不安もあるのでおそらく単騎で逃げれるだろう。後ろの仕掛けが遅れれば逃げ残ることがあるかもしれない。ダート経験もあるし時計がかかるのは歓迎か
まとめ
思ったよりここまで書くのに時間がかかってしまった。個人的に注目しているのはルビーカサブランカ、ウインキートス、ピンハイ、など他にもいますが後はオッズ次第かなぁといったところ秋華賞上位の2頭は残り目があるかどうか。状態について情報収集したいです。